戦争が嫌いなスターリンでコサックダンス文化勝利
ヨシフは激怒した
「もういやだ! 戦争なんて大っ嫌いだ!」
「同志!?」
「今日から我々の武器は祖国が誇るコサックダンスだ!」
戦乱に飽き飽きした同志スターリンが星じゅうにコサックダンスを広めて伝説になるお話です。
「攻撃・勤労の我輩なら石があってもなくても遺産建てまくりのぬくりプレイだ!」
「おっと」
「それは」
「どうかな?」
ヨシフ爆誕
東に素敵な宝石とバナナが見えるので移動してから建国することに。
第一シド人が…。
文化圏が広がる前にアレクと国境を接する事態。
「仲良くしようぜ」
「……まあよい、どうせマンサやガンジーが憎しみを一手に引き受けてくれるはずだ」
一応用心して丘に建てましたからね。
パカルに遭遇。安定のヒンズー創始。
「宗教担当は任せるナリよ」
「なんでお前のアイコンは怒り心頭の表情が選ばれたんだろうな」
信長の野望・蒼天録の二階堂盛義を思い出しますね。
北にモンテ。
どこかに師匠。
「ちょっとまて、なんでこんなにバトルロイヤルな星なんだここは」
ここまでマンサもガンジーも無し。
普通の人キタ━(゚∀゚)━!
「お、おおお、よかった……一体どうなってるんですかここは!」
「お前が言うな、お前が」
「ガクガクブルブル」
文化圏外に銅が湧く。もうしばらくすれば掘れるだろう。
しかしアテネの都市圏内にも銅あり。メジャー資源め。
「あまりに近すぎるせいで進捗状況が監視できるところがせめてもの救いだな」
救世主現る
被害担当キタ━(゚∀゚)━!
「これはよい丘都市だな」
「おお、待っていたよブル先生! 待っていたよ!」
「あんたに歓迎されるのは気持ち悪いな……」
平和主義者の一角ブル先生には是非とも独り宗教を創始崇拝していただいて戦争屋どもの怒りを浴びていただきたい。
などと喜んでいたら東の川沿いをアレクに奪われた。
「あそこを押さえればアレクを封じ込められたものを! 開拓者はなにをやっている!」
「同志がビビって兵舎→弓→弓と進めたからであります!」
攻撃志向の高速兵舎設営に頼りすぎた。戦士でもよかったのに。
拡張タイム
仕方がないので第二都市はスタート地点付近に建設。見えないけれど西に金がある。
モスクワの文化圏が広がったことでいよいよアレクに「お互いに国境を封鎖して(略)」が付き始める。
「まったく、こんな近くに首都を建ておって!」
寄ってったのはこっちだけどな。
微妙な位置に鉄が湧く。
ルネサンスまでにアレクがモスクワ狙いでやって来る可能性を考えると弩兵や長槍兵がほしい。
鎚鉾兵だけでライフルまで持たせるのはちとキツい。
「鉄の真北に丘があるじゃないか、そこでどうだ」
遥か北方にアステカの国境がちらちらしているので、第三都市はそっちの備えにしたいんですよ……。
どっちみち間に合わなかったんだが。
「これはまたひどい食い込み」
結局第三都市は北方で弓が立っている丘に建てる。
文化で馬を維持できればコサックラッシュで蹴散らしてやる。
「ぼくはもうけんかをしないときめたんだ!」
そうだった。しかしこんな状況で文化勝利なんて脳天気なこと、ヘボ貴族の俺に遂げられる自信はない。
「あらそいのれんさはぼくがたちきってみせる!」
戦の気配
他国の憎しみはフリードリヒと師匠が背負っている。
ブル先生は宗教未創始だったので最悪の敵にはなっていない。
「トーテムポールを建てるのに忙しくてな」
この状況ではトーテム長弓が羨ましい。
ギリシャ兵が国内をうろつく。
「だがまだ手一杯にはなっておらんぞ……さっさと異宗教のコロ助あたりをロックオンしてくれればいいのに」
同宗教でも近いほうの文明に来るのがアレクですよ。
「俺かよ!」
恐喝対策のアルファベット獲得を急ぐ。
しかしモンテが手一杯。
向こうには蟹が2匹いるが、こちらには何も差し出せるものがない。
「誰かの首でもいいんだけどなあ……チラッチラッ」
「まだか! まだもじがかけるようにならないのか!」
ここでうっすらと光明が。
「アレクが仏教に改宗しただと!?」
仏教モンテとヒンズーアレクに挟まれていたので宗教をどうしようか悩んでいたものの、これでロシアも仏教改宗に踏み切れる。
「悟りを開くのです」
「ありがたや、ありがたやー」
「南妙法蓮華経」
「南無阿弥陀仏」
国教をヒンズーにしたなら牛タイルのパンはなくすべきだ
婚礼イベント。お金がなくてモンテに+1しかできないのが辛い。
「チッ、しけてやがるな」
「おのれえええ」
食い込み都市コリンスに駐留するギリシャ軍。
文化反乱を抑えるためだと思いたい。
などと心配していたら筆記を恐喝される。
「その棒でカリカリするの面白そうだな、俺にもくれよ」
「くそう、キサマは線文字Bでも書いとれ!」
アルファベット前の筆記といえばあんな感じだったんでしょうかねえ。
しかし仏教信奉と恐喝受諾のおかげで独りユダヤなフリードリヒが憎しみを一身に浴びる嬉しい状況に。
「フン、どうせ神に選ばれるのは我がドイツ国民のみ。構いはせぬ!」
「どこかで見たような光景だな」
しかし狭い国土。自力研究でネットまでは進みたいので六都市はほしいんだけど、どう見ても首都南西の一ヶ所と、第二都市西方の半島先端にしか土地がない。
幸い西の洋上に銅あり島があるので、そこに建設できればなんとか六都市だ。
「パンゲアなのに群島プレイというのは十回に一度は巡ってくるよな」
どうしてもダイクがほしくなりますね。
「ネーデルラントのぉぉ土木技術はぁぁぁ世界一いいぃィィィ!」
「この立地でオラニエだったら即死コースだろう」
文化で鉄馬確保は確実なんですが。
恐喝に応じられる材料は確保できているので、フリードリヒ以外からのご希望には添うようにしていきたい。
「いよう」
「いらっしゃいませー、ご注文をどうぞ!」
「お前の首だ」
「えっ」
えっ
「ちょ、おま、いつのまにヒンズーに戻ってんだよ!!」
「ガネーシャの色気がサイコーだろう? 仏像撫でてるようなやつはこうしてやる」
「うわ! まてまてまて」
ヒンズー教徒のくせに牛タイルから4ももらってるのは納得がいかない。
非戦というエゴ
「くそう、けんかはしたくないのにい」
これだけ近いのにそりゃ無理ってもんでしょ。
せめて攻撃/防衛の徳さんだったら……。
「いやだよ近すぎて」
安心しきっていたので首都には斧2弓2のみ。攻撃志向なので戦闘術IIだが相手も攻撃志向、それにファランクスは強い。
とりあえず図書館が残り1ターンなのでそのまま建てる。あとは斧とか弓とか。
「でぃっすいーず、すぱるたー!」
「お前んとこの首都アテネだから!」
第二第三都市から駆けつけた斧たちに恐れをなしたか、ロシア領内でうろつくだけのギリシャ軍主力。
「たすけてー!」
「大丈夫大丈夫、これでも丘都市なんだからそう簡単には陥ちないって」
「追い払えよ! っていうか第二都市でファロスなんか建ててるんじゃねえ!」
「えー」
首都に横付けしたり離れたりを繰り返す侵攻軍。
「見ろ、やつは嫌がらせしかできぬわ。はっはっはあ」
線文字Bに飽きたのかアルファベット譲渡で停戦合意。
「何気にヒンズーへ鞍替えした甲斐があったな」
「ピキピキ」
北からのプレッシャーがキツいんだけど、これでモンテは独り仏教なのでちょっと安心。
「しょうがねえなあ、それの書き方教えてくれたら帰るよ」
「わかったわかった。いいか? 『Привет, я Александр.』」
「『Θα σε σκοτώσω.』 こうか?」
「あーもう全然だめじゃん……まあでもいいか。しっしっ!」
「くそう覚えとけよ!」
そう、奴は忘れなかった。ただの脳筋ではなかった。
はやくぬくりたいです
遺産病パカルのバチカンが炸裂。全都市でヒンズー寺院/僧院の建設ラッシュ。
「いつのまにフリードリヒまでヒンズー教徒に……選ばれし民じゃなかったのかよ」
「あれは勘違いだ。牛かわいいよ牛」
時すでに遅く戦争屋全員から憎まれてますけども。
美学秘匿。アステカには文字すら無いが恐喝の材料として役立つだろう。
「その心配は要らんようだな」
モンテがフリードリヒに宣戦。ひとまず北からの襲撃は逸れた。
ゼウス像ゲット。敵の厭戦増加は攻めるときも守るときも役に立つ。
「象無しでも余裕」
勤労め。
アレクから対独宣戦のすすめ。
さっきはこっちを滅ぼそうとしやがったくせに。澄ました顔で。ちくしょう。
「悪いけどぼく戦争しないって決めたもんだから」
「付き合いの悪い奴だぜ」
「付き合いの悪い奴がいるだと?」
アステカ=ドイツ戦争終結。
黄緑の蛮族がフリーに。
「ぐぬぬ……技術のリードはどうなっとる」
相変わらず動物の横顔とか書いて頑張っているアステカ。
美学の秘匿は崩れているので、せびられたら喜んで差し出してしまおう。
バチカンが余計な決議を提出。
「だめだだめだ、ドイツは滅ぼさねばならん!」
自分は手を汚さないくせになんてことを。
「バチカン決議が可決したとの報せです!」
「ぐぬぬ、アレクまでフリーに」
アレクは美学も暦も持っていないのでなんとかなるでしょう。
「そ、そうだな。とりあえず差し出せるものはすべてくれてやれ」
「ではいただくとしよう」
ぐあー。
「ちょっと! さっき有り金はたいて豪華な輿入れしたでしょう!」
「あんなもんじゃ足りねえんだよ、生け贄よこせよほら生け贄を!」
「ぎえー!」
バチカン決議提出。
「はい! はい!! 賛成です!!!」
「さっきはボロクソに言っといてこれだよ」
停戦可決。
「よかったあああ」
「チッ」
「みんなありがとう!」
「ここは賛成しておかねえとな」
「アレク……ぼくは君のことを誤解していたのかもしれないよ」
「そんなことないぜ?」
「そうナリよ」
だまされてはいけない。
根比ーべ
道教一番乗り。同志ならぬ道士は首都へ派遣して布教。
「改宗はしないがな!」
そしてシスティナ礼拝堂建立。文化勝利するのにこれがなければ始まらない。
ゼウス像もアレクサンドリア図書館も音楽ルートのおまけみたいなもんだ。
「ようし、国教も安定してヒンズーを信奉できておる。北の守りさえ堅くしておけば安泰だな」
鉄はアレクに取られているので、官吏・機械を取ったら急いで封建制に進んで長弓兵を出しましょう。
「立てこもり防戦の構えか、仕方ないな」
さっさと銀行から共通規格に進んでライフリングまで取っちゃいましょうか。
「民主主義のついでに軍事教練へ進んでコサック量産だ!」
機動防御に頑張ってもらいましょう。
相次ぐ恐喝。開発したばかりの官吏となけなしの染料を奪われる。
文化勝利までの根比べって感じだ。
「ヒャッハー!」
「おまえのものは俺のもの」
「このジャイアニズムどもめ! コサックが、コサックさえあればこんな奴らに」
馬はまだアステカ領ですけどね。
「コサックまでに文化で押し取るぞ!」
そのコサックに向けて蹄鉄イベント発生。側面攻撃を無料獲得。
「吉兆だ!!」
モンテからマヤ戦争参戦のお誘い。
「マヤってアステカのご先祖様みたいなもんだろうが」
「知らねえよあんなチビ」
「チビは正しいがワシはやらないよ」
「何か西の方から聞こえてきたナリ」
機械獲得までに鉄を押し取れた。
「弩兵が作れるじゃないか!」
長弓兵も忘れるな。
とはいえライフリングに直行したいので工学を取っている余裕がない。
さっさと紙をゲットしてサンコーレを建ててしまいたい。
ラグナル師匠からドイツ戦争参戦のお誘い。
「だからやらないって言ってるのに」
いつのまにかキリスト教創始して改宗してるフリードリヒ。
「あいつアホだろう」
「信じないアンタは救われないのさ!」
負け惜しみをよそにサンコーレ大学完成、研究が加速。
「石が無くても余裕」
誰にも取られていない石の在処は知っていたんだけど……。
「あれは無理だ」
ちょっと遠すぎますね。
最大の敵
世界の恨みを買うフリードリヒ、地球が球体であることを発見。
「余裕かましとるなあいつ」
立地の差なんですかねえ。
自由主義を3ターン差でパカルに取られる。
「余裕ナリ」
「コロ助ええええ!」
ヒンズー聖都パワー炸裂か。
バチカン指導者の候補に入るようになったものの全然嬉しくない。
「ん? ライバルがラグナルってどういうことだ」
フリードリヒから創始マークが消えてるのでバチカンのある都市を師匠に奪われたんでしょう。
小銭と、
哲学をせびられる根比ーべ。
「……このくらいで済むなら安いもんだ」
「お? そうか」
「じゃあこれならどうだ?」
「ぎゃー!」
「まってまって!」
「「お前の都市をよこせ」」
そろそろプレイヤー厭戦が高まりつつ、まあこのくらいであれば……と受けて立つ。
「う、受けて立つ以外に道も無いがな」
ラグナルがしょうもない決議を出す。停戦決議出せよ!
「も、もしかするともしかするかもしれないじゃないか」
そんなわけあるかよ。
「あああめんどくさいなああ」
首都と第二都市は丘に建っているうえ城もあるので、カタパやトレブでは防御を削るのも一苦労。
それでも突入してきたアレクスタックは鎚鉾兵1体の犠牲で撥ね退ける。
放心状態で停戦に応じるアレク。
「ちょっと誘われただけなんだよ」
「ちょっと誘われたからって他人の首都を狙うな!」
翌ターンにはもう手一杯。忙しい御仁である。
一方モンテは一切和平に応じない。めんどくさい。
攻城兵器の数がアレクより少なく、防御を削るのに時間がかかる。
「ほうれほうれ、今のうちに長弓兵を増援だあい」
抹殺。
アレクにせびられた小銭をモンテから取り返す。
「ちょっと休憩しようぜ」
「いや、もうラストゲームでいいです」
13ターン後にリターンマッチ開催。
「もういいよおおおお」
おらももういいです……。
そんなモンテと遊んでいたら、ギリシャの鉄都市が文化転向。
「あんな都市要らんわ!」
破壊!
「なんかスタックがいるんだけど」
東国にいたモンテスタックが到着したみたいですね。コリンスは焼いたからもう平気だけど。
「チッ」
戦争で忙しいが共産主義を獲得したので国有化にチェンジ。
「戦争中だからこそとも言えるがな」
ユニット増産でかさむ維持費を減らすのにちょっと有効。
でも文化勝利との相性は必ずしも良いわけではない。ケースバイケース。
パチャクテク軍が横付け。
「中世ユニットが……ライフルの敵ではないわああ!」
ボロッ。
「ぐぞー」
あくまでもやる気だ。
「もー勘弁してくださいよ……」
ラグナル師匠からせびられた共産主義をなぜか拒否してしまう。
「あっ」
「ピキピキ」
なんとか和平。
「ライフルが揃ったらまたやろうぜ!」
「帰れよ!」
またもせびられる共産主義。
「なあ、いいだろ?」
「も、もうちょっと待って」
今回のターニングポイントはここだった。
自由主義をかっさらったパカルがやや独走。
「急いで電気ルートに突き進むぞ!」
なんか軍靴の音がしません?
ぐはあ。
「共産主義の恨み!!」
「ごめんねえ」
「属国だから逆らえなくて」
「く、くそー! 急いでコサックを量産して……!」
いえ、もう折れました。
「えーっ」
ここでプレイヤー厭戦が限界に達してメニューに戻る。
まあ立地がひどかったよね。
移動して建国したらアレクの真隣なんだもん。
「共産主義を渡していれば最後の1対3は無かったのでは?」
そうですね……。
ということで続く。
「次はうまくやれよ! コサックを踊りたくてしかたがないわ!」